まだ見えていない魅力を、見つける。
岐阜県大垣市を拠点に、ブランディングやデザイン、Web、SNS、PR、映像、イベントなどを手がけるクリップ株式会社。仕事の領域は、ひとつではない。
企業のブランドを考えることもあれば、Webサイトをつくることもある。地域のプロジェクトに入り、イベントを企画したり、商品をつくったり、その魅力を発信することもある。共通しているのは、最初から「何をつくるか」を決めないこと。
その企業や地域、人と向き合いながら、まだ本人たちも気づいていない魅力や価値を見つけ、それが伝わる方法を考えていく。デザインすることが目的ではない。人の感情が動くきっかけを、つくる。クリップ株式会社は、企画とクリエイティブを横断しながら、そのための方法を考える会社だ。

つくる前に、考える。
ロゴが必要だから、ロゴをつくる。ホームページが古くなったから、新しくする。SNSを始めたいから、投稿をつくる。もちろん、それも仕事のひとつ。けれどクリップ株式会社が大切にしているのは、その一歩前にある。
そもそも、何を伝えたいのか。誰に知ってもらいたいのか。この企業の魅力は何なのか。この地域には、どんな価値があるのか。そして、それを受け取った人に、どんな気持ちになってほしいのか。そこを整理しないまま形だけをつくっても、本当に必要なものにはならない。
だから、まず話を聞く。現場を見る。その人たちが当たり前だと思っていることの中から、外から見れば特別なものを探していく。クリップ株式会社の仕事は、制作物をつくるところからではなく、価値を見つけるところから始まる。

方法を、ひとつに決めない。
クリップ株式会社には、決まった商品の形があるわけではない。必要なのがWebサイトなら、Webをつくる。ブランドそのものを整理する必要があれば、コンセプトから考える。人を集める必要があれば、イベントを企画する。もっと多くの人に知ってもらう必要があれば、SNSやPR、映像を使って発信する。場合によっては、商品そのものを一緒につくることもある。
企画・ブランディング・グラフィック・Web・SNS・PR・映像制作・イベントプロデュース…それぞれを別々の仕事として考えるのではなく、目的を実現するための手段として組み合わせていく。「何をつくれる会社なのか」よりも、「何を実現するために、何が必要なのか。」その順番で仕事を考えることが、クリップ株式会社のスタイルになっている。
地域の中に、入っていく。
クリップ株式会社の仕事は、オフィスの中だけでは完結しない。そもそも大々的なオフィスは持たないようになった。特に近年は、企業だけでなく、自治体や地域のプロジェクトに関わる機会も増えている。
鹿児島県東串良町では、地域活性化に関わる取り組みに入りながら、地域のPRや観光、イベント、商品開発などにも携わる。町の人と話す。生産者に会う。地域のお店に足を運ぶ。実際にその土地で過ごしながら、その地域に何があるのかを探していく。
地域の外側から広告をつくるだけでは、見えないものがある。その場所に入り、人と関わるからこそ見つかる魅力もある。そして、その魅力を写真や映像、デザイン、記事、商品、イベントなどに変換して外へ届けていく。単に「地域を宣伝する」のではなく、その地域を好きになる理由をつくる。それも、クリップ株式会社が取り組んでいる仕事のひとつだという。

クリエイティブの先に、行動を。
きれいなデザインをつくる。かっこいい映像をつくる。素敵な言葉を考える。それだけで仕事が終わるわけではない。その先で、「行ってみたい。」「食べてみたい。」「この会社、いいな。」「この地域をもっと知りたい。」そんな感情が生まれ、誰かの行動につながること。クリップ株式会社が目指しているのは、そこだ。
広告やクリエイティブだけで、すべての結果を約束することはできない。それでも、まだ知られていない魅力を見つけ、伝わる形に変え、できる限りその先の結果につながるところまで向き合っていく。制作会社という立場だけではなく、ときには企画者として、ときにはプロデューサーとして、そのプロジェクトの中に入る。つくることより、動かすこと。
人の気持ちを動かし、その先の行動を生み出すこと。岐阜県大垣市から全国へ。クリップ株式会社は、まだ言葉になっていない価値を見つけ、社会に届く形へと編集している。
